調査レポート
「ブラウザで試せる」と紹介されている無料AIのページを、1件ずつ開いて動くかどうかを確かめました。 紹介記事を集めたのではなく、実際に接続して状態を取得しています。
722件のうち動いていたのは450件(62%)で、 残る272件(38%)は開きませんでした。 止まっている理由は1つではありません。
| 状態 | 件数 | どういうことか |
|---|---|---|
| 途中で止まる(RUNTIME_ERROR) | 130 | 起動はするものの、動かしている最中に止まります。部品の更新で動かなくなったものが多くを占めます |
| 公開元が止めている(PAUSED) | 104 | 作った人が意図的に停止しています。再開するかは公開元次第です |
| 起動の準備ができない(BUILD_ERROR) | 32 | そもそも立ち上がりません |
| 眠っている(SLEEPING) | 3 | しばらく使われていない状態です。開くと起き上がることがあります |
| 設定に不備がある(CONFIG_ERROR) | 2 | 動かすための設定が足りていません |
| HTTP 401 | 1 | 公開元がこの符号を返しましたが、詳しい意味は確認できていません |
リンク集としてまとめているだけのサイトでは、この違いに気づけません。 ミロンドでは開かないものを一覧から自動で外し、公開元が直せば次の確認で自動的に戻します。
ここが今回いちばん注意が要る点です。お試しページには 「MIT」「Apache-2.0」のような、自由に使ってよいと読めるライセンスが表示されていることがあります。 ところがそれはページのプログラムの条件であって、 中で動いているAIの条件ではありません。
585件については、中で使われているAIまで特定できました。 そのうち93件は、 ページの表示が自由に使えるライセンスなのに、 中のAIの条件では仕事に使えない、または条件付きでした。 ページの表示だけを見て「無料で自由に使える」と判断すると、仕事で使ったときに問題になります。
このうちミロンドが掲載している58件を下に並べます。 残りは掲載していないもの(開かない・中身が確認できないなどの理由で一覧から外しているもの)です。
特定できた分を多い順に並べています。 名前に「nc」「non-commercial」が入るものは、仕事での利用が認められていません。
| ライセンス名 | 件数 |
|---|---|
| apache-2.0 | 260 |
| mit | 195 |
| creativeml-openrail-m | 87 |
| flux-1-dev-non-commercial-license | 67 |
| openrail++ | 55 |
| cc-by-nc-4.0 | 51 |
| other | 34 |
| openrail | 26 |
| cc-by-nc-sa-4.0 | 18 |
| gemma | 15 |
| cc-by-4.0 | 12 |
| stabilityai-ai-community | 11 |
| llama2 | 11 |
| flux-non-commercial-license | 10 |
| ltx-2-community-license-agreement | 8 |
掲載しているお試しページに毎日接続し、公開元が返す状態をそのまま記録しています。 あわせて、そのページが使っているAIの情報を取得し、 そのAIに設定されているライセンスを読んで、仕事に使ってよいかを判定しました。 判定できなかったものは「未確認」とし、「使える」に混ぜていません。
この方法で分かるのは「そう書いてあった」ことまでです。これは法律の助言ではありません。重要な用途では公開元か専門家にご確認ください。 条件は変わることがあるので、使う前に最新の表示をご確認ください。
自由に引用してかまいません。出典として 「ミロンド(https://mirondo.net/demo-report)」と書いていただければ十分です。 もとになったデータは公開データのページからも取得できます。
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