無料のAIで作ったものを、仕事に使っていい?
「無料で使えるAI」と「作ったものを仕事に使ってよいAI」は、別のことです。 ソフト自体は誰でも無料で使えるのに、作った画像や音楽を仕事に使うと 規約違反になるものがあります。 このページでは、その見分け方と、実際に調べた結果を載せます。
掲載1,160件を実際に調べた結果
- ・仕事に使ってよいと確認できた: 671件
- ・仕事に使えない(無料だが商用利用不可): 61件
- ・使えるが禁止された用途がある: 53件
- ・確認できなかった: 375件
なぜ分かりにくいのか
いちばんの原因は、「ライセンス」と書かれていても対象が違うことです。 ブラウザで試せるお試しページの場合、公開されているライセンスは そのページのプログラムに対するものです。 中で動いているAIモデルには、まったく別の条件が付いていることがあります。
実際に、ページのライセンスが「MIT(商用可)」と書かれているのに、 使っているモデルは商用利用不可、という例がありました。 ページの表示だけを見て判断すると間違えます。
実例
| ツール | 仕事で使えるか | 理由 |
|---|---|---|
| MusicGen | 不可 | モデルが cc-by-nc-4.0(非商用のみ) |
| FLUX.1-dev | 不可 | モデルが商用利用不可のライセンス |
| Kokoro-TTS | 可 | モデルが Apache-2.0 |
どれも無料で、登録もなしに使えます。それでも、作ったものの扱いは正反対です。
自分で確認する手順
1. ライセンスの名前を探す。公式ページやGitHubに「License」という記載があります。 お試しページの場合は、そのページではなく使っているAIモデルのページを見てください。
2. 名前で判断する。名前に NC や non-commercial が入っていたら商用利用できません。 MIT・Apache・BSD なら商用利用が認められています。 OpenRAIL は商用可ですが禁止された用途があります。
3. 書かれていない時は使わない。「書いていない=自由」ではありません。著作権は自動的に発生するので、 許諾が明示されていない場合、仕事での利用は避けるのが安全です。
絞り込んで探す
ミロンドでは、この判定を絞り込み条件として使えます。 「作ったものを仕事に使える」で絞れば、確認が取れているものだけが並びます。 分からなかったものは「使える」に混ぜていません。
仕事で使えるAIツールを見る(671件)→よくある質問
無料のAIで作った画像を、仕事の資料に使ってもいいですか?
ツールによります。ソフトが無料であることと、作ったものを商用利用してよいことは別の話です。たとえば FLUX.1 や MusicGen は無料で使えますが、モデルのライセンスが商用利用を認めていないため、仕事や収益化には使えません。使う前にそのツールのライセンスを確認してください。
ライセンスが「MIT」と書いてあれば商用利用できますか?
そのライセンスが何を対象にしているかで変わります。ブラウザで試せるお試しページの場合、表示されているのはページのプログラムのライセンスであって、中で動いているAIモデルの条件ではありません。MITと書かれたページが、商用利用不可のモデルを使っていることが実際にあります。
OpenRAILというライセンスは商用利用できますか?
商用利用そのものは認められていますが、使ってはいけない用途(違法行為、差別的な内容の生成、なりすましなど)が定められています。仕事で使うこと自体は問題ありませんが、条件に反する使い方をすると許諾が取り消されます。
ライセンスが書かれていない場合はどうすればいいですか?
「書かれていない=自由に使ってよい」ではありません。著作権は自動的に発生するので、明示的な許諾がない場合は商用利用を避けるのが安全です。どうしても使いたい場合は公開元に問い合わせてください。
ここに書いた判定は、それぞれのツールが使っているAIモデルのライセンス表記を 機械的に読み取ったものです。最終的な判断はライセンス本文で確認してください。 法律の助言ではありません。